昔付き合っていた相手と何となく比べてしまう、パートナーから比べられた、なんて経験のある人は多いのではないでしょうか
それが自分にとって結婚生活の基準を作った元夫や元妻という存在であれば、より比較してしまうのかもしれません
私も離婚を経験して今は再婚しています
夫には申し訳ないですが、ハッキリ言って元夫と比較しています
ふとした瞬間や同じシチュエーションの時、夫はこうしたけど元夫はこうだったと考えたり比べることがあります
自分の経験から未来を予想したり、改善策を見つけ出すというのは誰もがやっていることです
しかしそれをパートナーにしてしまうというのは賛否分かれるところだと思います
夫と元夫の比較
元夫は、家族など近い関係の人ほどいつでも会えるから、何かあってもいつでも挽回出来るからと後回しにする人です
家庭は二の次になるので元夫との結婚生活は放ったらかしで粗末な扱いを受けているような気持ちでいました
それに比べ今の夫は家庭を大事にする人で、愛情深く私も子供も守られている感じがします
離婚したばかりの時は、元夫の家庭をかえりみない所や、何でも自分1人で決めてしまう所が嫌で離婚の原因もそこだと思っていました
しかし元夫の人付き合いが苦手な所やお礼がきちんと出来ない所など、いろいろな場面で夫と比べては『こういうところが嫌いだったんだ』と感じています
再婚して夫と比較することで元夫と合わないと感じていた部分は、思っていたよりたくさんのことが積み重なっていたのだと分かってきました
だからといって元夫が悪い人間だというわけではありません
元夫も責任感や正義感があり、人として良い人です
まわりの人と考え方が違っても自分が良いと思っていれば、それが相手に伝わらなくても自分の信念を貫き通す人です
ただ単純に私が、こういう元夫と合わなかったのだと思います
夫と元夫、違いがハッキリしているから余計に比べてしまうのかもしれません
比較は幸せの確認
夫と元夫を比較して今の結婚を決めたわけではありませんが、昔に比べて今は幸せだと確認してしまう自分がいます
元夫との結婚生活があるから、今の夫の優しさや私の存在を認め一緒に家庭を築いていこうとしてくれる姿勢をよりハッキリと認識出来ていると思います
私のように過去の結婚生活と比較して、今の結婚生活で幸せを感じれるという人は多いのではないでしょうか
しかし比較するからには元夫に軍杯が上がる事もあります
私の場合は、元夫の良い部分を夫に真似して改善して欲しいと思うわけでも、深く考えることもありません
単純に離婚の選択があったから今の幸せがあると思っているので、比較して離婚を正当化したいだけなのかもしれません
少なくとも、夫は私の中の『夫』『家庭』のイメージを良いいものに変え続けてくれている人です
今のパートナーの良さを再認識したり、自分の気持ちを確認するという部分では比較することもありだと思えます
しかし昔が良かったと感じたり、今のパートナーに不満を持つ原因となるのであれば比較するべきではないと思います
比較は相手に伝わらないように
夫と元夫、妻と元妻、昔の彼氏や彼女と比較してしまうものですが、比較された方は嬉しいはずがないですよね
『元夫と比較して、あなたは良い所がたくさんあるから結婚した』
なんて言われたら、今は自分のことを愛してくれていたとしても、幻滅を通り越して今後の結婚生活さえも考え直したくなります
私も『前の彼女はこうだった』と口に出す人と付き合ったことがあって、その彼の基準にはいつも元彼女がいました
その人は、思い出の元彼女と私を比較して、私を自分の理想に近づくようコントロールしたがっているようでした
比べられた方は、別れた相手と自分を比べるのではなく、今の自分自身を見て欲しいと思うはずです
それに元パートナーと比較ばかりしていると、その違いだけが見えてパートナーの本当の良さというものに気付きにくくなるのかもしれません
比較の結果と幸せの度合いは別
昔のパートナーが良かったと思えると、今のパートナーとは幸せになれない気がしてきますよね
昔のパートナーとダメだったのに、それより劣る相手と(その人の主観であり実際はどうかわかりませんが)上手くいくなんて思えません
離婚は辛く心身ともに疲弊するので、また失敗しないように過去の経験から判断することは仕方がないのかもしれません
しかし昔のパートナーか今のパートナーのどちらかに優劣を付けたいから比較するのであって最初から決まっているようなジャッジで相手を決めつけてしまうのも変な話です
これからの人生が幸の多いものになるかどうかは、昔のパートナーや今のパートナーがどうだからではなく自分次第だと思います
いつまでも昔のパートナーと比較するのではなく、今のパートナーの良さを認めより良い関係を築いていけたらと思います
読んでいただき、ありがとうございます
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