離婚は人生が大きく変わることです
人生の岐路に立った時、自分の選択が間違っていないのか悩むことは当然ですよね
時々ですが子供と離れて暮らすことに迷いを感じながら離婚を考えている方から相談のメールを頂くことがあります
私も元夫の元に子供たちを残し離婚をしました
子供を引き取らない母親に世間の目は冷たいですが、愛情があっても引き取れない理由はいくらでもあるんですよね
子供を引き取っていないから、子供に愛情がないとか、母親としてダメなわけでもないと思っています
例え離れて暮らしていても愛情はたくさん持っているし、過去を振り返ることもたくさんあります
過去には戻れない
離婚する前は子供たちのことはきちんとしていましたが、自分の辛い気持ちにばかりフォーカスしていたように思います
過去を振り返れば、育児はワンオペ、夫の仕事が上手くいかずお金が無いどころか取立ての電話が鳴り響き、毎日生活に追われていたことばかり覚えています
結果、鬱で病院へ行くことにもなりましたが、もっと子供たちに目を向けた生活をしていれば良かったと思います
離婚なんてしていなくても子育てをいている人には当てはまるのかもしれませんが、毎日の生活に追われていると、その時その時が精一杯で流れるように時間が過ぎていきます
ふと気がつくと子供は成長していて、小さな頃にもっと可愛がっていれば良かった、もっと子供に真剣に向き合っていれば良かったという思いがあります
出来れば離婚する前の子供たちといた頃に戻りたいし、一緒にいた時間をもっと大事に過ごしていればと悔やまれます
辛い記憶は残りやすい
離婚当時は『辛かった』という思いはあるのですが、楽しかったであろう時間は、ぼんやりとしてあまり記憶がありません
忘れてしまってもかまわない辛く悩んでいた日々は途切れ途切れに記憶にあります
記憶には、起こった出来事の内容だけではなく、その瞬間に感じた感情や考えも深く刻み込まれるそうです
私も『辛い』『悲しい』など、子供たちと過ごした穏やかな時間より、離婚に至った感情を強く覚えているのかもしれません
だから余計に子供たちとの時間を大事にすれば良かったと思うのでしょうね
辛い気持ちばかりを覚えていて、それまで一緒に暮らしていた子供たちと離れて暮らす時、どういう経緯で離れたかも思い出せません
大事なものを見極める
人生の壁にぶつかった時、人はその辛さや悩みばかりを見てしまいます
これから歩む道の障害となっているのだから当然のことですが、何が自分にとって1番大事なものなのか考える必要があると思います
元夫も私も離婚をする前は最悪な状況で、目の前の壁ばかりを見て本当に大事な物を見失っていたように思います
過去は変えることは出来ないし自分なりに精一杯頑張ってもいました
しかし、もっとまわりを見渡す目があれば子供たちの可愛さや一緒に過ごした時間も、今以上に記憶に残っていたのかもしれません
もしかすると、もっと違う道を選択していたのではないかとも思います
経験から学び見据える
今の考え方が出来るようになったのは、やはり離婚後の経験があったからだと思います
もう離婚して10年以上経ち、自分の気持ちだけで子供と一緒に暮らすことはできないところまで来ています
どんな経緯があったとしても、子供と離れてしまった以上、現状を受け入れて頑張るしかありません
離婚後は子供のことで後悔することはたくさんあります
自分で選んだ道なのだから前を向いて、同じ後悔をしないように自分に出来ることをしていくしかないのだと感じます
読んでいただき、ありがとうございます
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