親から子への小言や叱る理由は子供のために言っていることが多いですよね
子供が成長し社会へ出て、困ることが無いよう、恥をかくことがないよう、辛いことがあっても生き抜いていけるよう親として伝えれることは伝えているはずです
それが子供の意思に反したり子供にとって厳しいことであったとしても、根底には子供への愛情が含まれているものではないでしょうか
しかし、親も人間であり全てにおいて完璧ではありません
愛情を伝えたくても上手く伝えきれないことや、思ってもみなかった方向へ進んでしまうこともあります
親子の絆は深いものだといいますが、それでも人と人の人間関係としてお互いに築き上げていくものだと痛感しました
不登校の息子への愛情
私は離婚を経験していて息子と娘の2人、元夫の元に子供がいます
その息子が高校2年生で不登校となり学校を休学することになりました
親の離婚で寂しい思いをさせてしまったこともあり、愛情表現は明確にしてきたつもりです
元夫の家族や私の身内も息子のことを大事に思い、事あるごとにそれを伝えてきました
不登校になってからは心配しているのもあり、今まで以上にハッキリと分かるくらい息子を大事に思っている様子が見て取れます
それでも息子が思春期の難しい時期ということもあるのか、息子との間に隔たりを感じます
愛情は必ずしも伝わるものではない
まわりがどんなに言葉や態度で愛情を示したとしても、相手にうまく伝わらないことは多々あるものです
恋愛が一方通行で相手が自分の気持ちに気付いてくれないことがあるように、親から子への愛情も伝わっていないこともあります
小さな頃から息子に対し愛情を伝えてきましたが、なかなか伝わらないもどかしさを感じていました
たくさん話しスキンシップを取ることで表情が和らぐ娘と違い、息子の場合は自分のテリトリーに踏み込んで欲しくない雰囲気を感じます
悲しいけれど、もどかしさを感じながらそのままにしてきたその延長線上に今の親子関係があるのだと思います
きっと私以上に元夫は何とかしたいという思いがあるのではないかと思いますが、私が思っている以上に深い関係を築いてくれていたらとも思います
子供に対する期待と想いは違う
元夫がまわりに休学すると伝えたことを聞いた息子は、まわりが理解を示したことで少しだけホッとした表情を見せたそうです
少しは心が楽になったのかな?と思うのと同時にホッとしたのは反対されるかもしれないと思っていたのだろうと感じました
ちゃんと学校へ行けなくても、息子は息子であり私や元夫まわりの人たちにとって大事な存在であることに変わりはないです
親としては当然ながら学校へ行って欲しい気持ちの方が強いです
しかし、息子が学校へ行くことを負担に感じ無理をしているのであれば、息子の希望を通すのも仕方がないことです
元夫や元夫の家族、私も息子の気持ちを第一に考え息子を想っているからこそ承知したことを感じ取ってくれたらと思います
伝わらなくても伝え続ける
愛情に気付いてもらえるかどうかは、何か大きなキッカケではなく毎日の積み重ねだと思います
愛情を持って接し続けることで、子供が成長し同じ立場に立った時や今以上に物事を深く考えれるようになって初めて気付けるものが多いのではないでしょうか
私の場合は離れて暮らしている以上、息子に愛情を伝え続けても、それに気付いてもらえるのは難しいのかもしれません
しかし、息子からの感謝が欲しいわけではなく、我が子可愛さに何歳になってもグリグリ可愛がりたい自己満足の方が強いです
例え伝わることが無かったとしても、息子のために自分に出来ることをやっていこうと思います
読んでいただき、ありがとうございます
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