本震のあった頃に比べると強い余震も少なくなってきたように感じますが、回数は相変わらずで地震に慣れてしまったのかな?とも思えます
空港や高速道路が再開したり、お店が開きだしたり、少しずつ元に戻りつつありますが、震災の跡がたくさん残っています
我が家も震災後は断水復旧率99.7%の中に入れず不便な生活をしていましたが、ようやく水が出るようになって通常の生活を送れるようになりました
住んでいる辺りは被災して避難生活をしていましたが、幸い被害が少なく地震前のように自分の家に帰って行く人が多いです
しかし被害は少ない方でも被害は被害なんですよね
失ったものをどうやって取り戻していくか?ということが課題となっています
築1年で傷だらけの家の修理
夫の実家を建て直し、両親と二世帯住宅で住んでいます
震度7の余震の時はそこまで被害は大きくありませんでしたが、食器が割れたり棚の物が落下したり、冷蔵庫が飛び出してきたりしました
2度目の本震の時は、1度目と同様の被害プラス、タンスが倒れ壁に穴があいてしまったり、壁紙に目立つ亀裂が入り、外構や基礎にヒビが入ったりしていました
1回目の地震でも被害はありましたが『まぁこれくらいで済んだなら良かった』と話していたのですが、2回目の地震で本当に家の至る所に地震の跡が残ってしまいました
こんな事なら同居を先延ばしにしていれば良かった!!と思わずにいれませんが、建て直す前の家だと両親がどうなっていたか分かりませんね…
命があっただけ良かった!!
住む家があるだけでも良い!!
本当にそう思います
しかし『築1年』と思うと、やはり悔しい気もするんですよね
まさか家を建てて、わずか1年で火災保険を頼ることになるとは思いませんでした
頼れる保険?頼れない保険?
1度目の地震の後すぐ保険会社に連絡をしましたが、それでも保険会社の方が家を見に来るのは一月半待ちです
待つ日にちの長さから今回の地震での被害の大きさがうかがえますね
火災保険はまだ先になりそうなので、とりあえず家財保険の方を先にしていただきました
保険は全損、半損、一部損で支払われる保険金額が決まります
我が家の家財保険は半損の枠に入りましたが、火災保険の方は一部損も厳しいとの話をされました
確定するのは保険会社の方が家を見てからですが、柱やはり、基礎、屋根、外壁など建物の主要構造部以外は該当しないようです
なので我が家のクロスや壁、外構は入りません
いわゆる『自費』ってコトですね!!
そのままにしていても目立たないのであれば良いのですが、かなり目立つ位置の傷もあるし、外構に関しては子供が小さいので危ないです
自宅でも悩ましいのに、離婚した元夫の家の事を考えると涙が出てきそうです
元夫の家に赤紙を貼られる
離婚した元夫がいます
別れてしまえば他人ですが、息子と娘2人の子供たちはそうではありません
地震が起きるたびに大丈夫か連絡を取り合っていました
とりあえず、みんな無事でいるものの地震後は近くの避難場所へ避難していたようです
震源地にも近い分被害が大きかったようで、避難場所も人が多く、物資が足りなくて食事がままならない状態の時もあったようです
そして、余震が落ち着いてきた頃、元夫の家に『危険』の赤紙が貼られたそうです
「被災建築物応急危険度判定」の『危険』の判定は今後ずっと家に住めないわけではなく、修理や安全措置をしなければ危険だという意味だそうです
しかし、元夫の家は古く赤紙が貼られる前から素人目でも危険さが分かり子供たちは家に入らないように言っておいたようです
住めない以上、住む処を探さなければなりません
県営や町営住宅の申し込みをしたようですが、望みは薄いし今まで住んでいた家がなくなるのはとても辛いものです
被災した子供たちの為に出来る事
今一緒に住んでいる娘も含め、地震の影響を少なからず受けています
3歳の娘は余震があると顔が強張り、ピッタリとくっついてきます
地震はいつも夜だったので、寝る時は怖いのか私にピッタリくっついて頭まで布団を被って寝るようになりました
きっと元夫の元にいる子供たちも、家に住めない辛さや余震に対する怖い気持ちがあると思います
子供たちには子供たちの、私には私の生活があり常に一緒にいることは出来ませんが、少しでも安心できる時間を作ってあげれたらと考えています
また、子供たちは大人の影響を受けやすいです
『辛い時ほど笑顔』というように大人たちが悲観することなく前向きに頑張っていく事で子供たちも笑顔が増えるのだと思います
出来る事で復興を手伝う
被害の大きい所へ行き復興を手伝ったり、避難している人たちへのボランティアを行ったりしている人は素晴らしいと思います
私の友人も復興の為に頑張っていたり、ボランティアに参加していたりします
私は被災地にいるにもかかわらず、自分よりも被害の大きかった人たちの為に何も出来ていないと思う事があります
しかし、被災地にいる以上は子供たちを守り、自分の生活を立て直し、仕事をキチンとする事が復興に繋がるのだと今は思います
多くの人の為に何かをする事も大事ですが、自分のまわりの人たちの声に耳を傾け、その人を大切にする事も大事な事ですね
復興の支援をして下さっている皆様、心よりお礼申し上げます
読んでいただき、ありがとうございます
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