『嫁姑問題』というとお姑さんがお嫁さんに意地悪をしたり、文句を言ったりとお嫁さんが困っているイメージが強いですよね
お嫁さんのお姑さんに対する不満を取沙汰される事が多いですが、実際は相当な理不尽な事でなければ『遠慮なく言えた者勝ち』のような気がします
嫁姑の関係はお嫁さんがお姑さんに『気に入られたい』『上手く関係を築いていきたい』そんな気持ちからスタートするので、お嫁さんが側に遠慮があると思います
元夫の元にいる息子が幼稚園に通っていた時のママ友で、旦那様の両親と敷地内同居をしている人がいました
お姑さんは気の強い方のようでしたが、ママ友も負けておらずお姑さんに『クソババァ』と言ったと聞いた時は驚きました
しかし、サラッと笑って言っている姿から、彼女なりのお姑さんと上手くいく付き合い方なんだと感じました
私は夫の両親と二世帯住宅で同居をしています
我が家の嫁姑の関係は、私の立場からは良好ではないかと思っています
姑にとって舅と夫は同じ
姑は舅に対して時々不満を言ったりしていますが、基本的には何をするにも舅優先で『亭主関白な夫を支える妻』のような人です
舅が仕事から帰ってくるであろう時間に合わせてお風呂を沸かします
夕飯は舅の晩酌から始まり、飲んだ後にご飯を食べるのですが、必ず出来立ての温かいものを出しています
食事の後ダイニングテーブルにお皿が残っているのは分かりますが、舅都合でリビングでご飯を食べた後もお皿が残っていた時は、きっと姑が片付けるのが『当たり前』なんだと思うとともにビックリしました
私の場合は共働きという事もあり、時間的に姑のように出来ない部分もありますが、姑は何十年もこうやってしてきたんだろうなと思うと凄いとしか言いようがありません
夫婦の事は夫婦にしか分からないと言うように、夫婦の在り方は、夫婦が存在する数だけあるようなものです
私にとっては凄いなぁ~と思う事でも、姑にとっては『普通』なのかもしれません
そして、これは夫にとっても『普通』で、出したら出しっ放し、使ったら使いっ放し、きっと姑が片付けてきたのだろうなぁ~と感じました
嫁姑の夫に対する態度の違い
『全く話さないし、息子(夫)のドコが良いの?』
こんな質問を姑から受けたことがあります
誰にでも親に見せる顔と、親以外に見せる顔と様々持っているもので、夫は義両親の前では不機嫌そうに返事をしたり、たくさん話すことがあまりありません
相手が自分の親だからこそ出来る態度とも言えますが、私の両親の前だったり、私や娘と一緒の時は夫から話題を振ってくるし、よく話しています
義両親の生活スペースである一階では後片付けもしない夫ですが、夕飯を作ってくれたり、お弁当を詰めてくれたり、掃除をしてくれたり、かなり家事や育児に協力的です
時々会話の流れで姑と夫がしてくれた事を話したりします
舅の世話をしている姑は、息子に手伝わさせる嫁の私に『そんな事までさせているの?』と理解に苦しむ部分もあるかもしれません
姑から見た嫁
人によっては『息子の為にキチンとしてあげて欲しい』そんな事を言うお姑さんもいる事でしょう
最近では嫁姑で協力し合う家庭も増えてきたようですが、まだまだ『嫁だから○○して当たり前』という考えの方もいらっしゃいます
それを考えると、姑が小言を言わないでいてくれる事は凄く有難い事ですね
何も言わないでいてくれているのは、姑が息子である夫に対し子離れが出来ていて息子の家庭は別モノだと考えてくれているからだと思います
義両親は多少お節介な部分もありますが、協力が必要な所は協力して後は放置に近いです
従兄が叔父叔母と敷地内同居をしていて、叔母は直接お嫁さんに小言を言いませんが、代わりに母が聞くようです
姑は叔母と同じで、きっと私に言いたい事がたくさんあるのに黙ってくれているんだろうな~と思います
(友達には愚痴を言っているかもしれませんが…)
お互いに違いを認める
お嫁さんと義両親は結局は他人同士です
関わり合いの多い嫁姑間で何かしらの不満が出ることは仕方のない事で、お姑さんは小言を口に出せる立場にいるというだけではないでしょうか
お姑さんがお嫁さんだった頃の『嫁』と、今現在の『嫁』の立ち位置は随分と違うものです
『嫁だから』といびられても我慢して尽くすしかなかった時代を過ごしてきたお姑さんにしてみれば『嫁のくせに!!』と思う考えは、当たり前なのかもしれません
嫁姑間の良い関係を築くには良くありませんけど…
非常識なお姑さんだと無理ですが、全てを否定するのではなく、こういう環境で生きてきたからそう考えるんだと理解して行く必要がもあると思います
普段は私の考えを認めてくれている姑ですが、時折ボディブローに効くような、姑だからこその一言をくれます
優しい姑なので、言い方はやんわりですが、時々言われる言葉は重いですね
我が家の嫁姑の関係は姑あってのものだと思っていますので、こういう時の言葉は、有難く頂いていこうと思います
読んでいただき、ありがとうございます
コメント