子供は成長するにつれて、どんどん自分の世界を広げていきます
小さな頃は常に一緒にいて、子供のことは何でも知っていたのに、保育園へ行き出した頃から親の知らない一面を持ちだします
意外にもひょうきんな面があって、お友達を笑わせていたり、優しい心を持っていたり、賞賛する部分もあれば逆にガッカリしてしまう面もあります
私には4歳の娘がいて、保育園でお友達の髪ゴムを『盗って』きました
『借りた』のでも『貰った』ものでもなく、『盗って』きていました
親として恥ずかしく情け無い心境になりました
子供の盗み
子供が保育園から見覚えの無い、キラキラの可愛い髪ゴムを持ち帰ってきました
どうしたのか聞くと、ちょっと話しにくそうに『可愛かったから、お友達が見ていない間に持ってきた』だそうです
他にも『公園で拾ったから持って帰ってきた』なんて事もあります
悪いコトだと多少の自覚はあるのか、話しにくそうにしていたり、『貰った』などバレバレの嘘をついたりしました
完全にちょっとした出来心、可愛いのが欲しくてつい、そんな感じでした
自分の子育てを過信
子供は2歳くらいから、他人と自分の物の区別がつくようになってくるそうです
幼稚園や保育園などの集団生活を経て、小学校入学くらいまでには他人の物を勝手に取ってくるような行動は減っていくようです
それでも、人の物を勝手に持ってきてはダメなことは、誰でも知っていることだし理解出来ていると思っていました
分かってているだろう、理解出来ているだろう、どれも憶測に過ぎず、子供を信じ自分の今までの子育てを過信していたんですよね
実際は、娘は一人っ子で娘にしてみれば『ママやパパのものは自分のモノ、ワガママを言えば大抵は貰える』状態です
家庭では誰が所有者なのか曖昧になる甘やかしがあっているのだから、保育園のお友達の物を持ってくる事があっても当たり前ですよね
親が子育てに責任を持つ
自分の子供が悪い事をしたという事実を知った時、ほとんどの親はショックを受けたり、信じられない気持ちになるのではないでしょうか
何なら知らなかったことにして目を背けたくなるかもしれません
子供のした事は、親である自分がしたことのように罪悪感を感じたりします
しかし、親が『我が子に限って…』ではなく事態を認識し自分の子育てを考え直していく必要あります
その上で、一個ずつきちんと教え、伝えていくしかないです
娘の事は、就学前のちょうど他人と自分の物の区別がはっきり分かってくる時期に起きたのは良いタイミングだったんだと思っています
園と協力し長い目で見る
『お友達は、髪ゴムが無くなって悲しんでいるかもしれないよ?自分の大事にしている物が無くなったら悲しいでしょ?』
『隠したり、嘘をつかないといけない事はしないで』
お友達の物や保育園の物を勝手に持って帰ってくることを繰り返すたびに何度も言って、保育園で一緒に謝ることを繰り返しました
保育園の先生にも相談し、園でも持ち帰らないように言ってもらえるよう協力してもらいました
しばらくは娘の動向を見ていましたが、次第に勝手に持ち帰ることが減り、落し物を『先生に渡したよ!』と誇らし気に言ってくるようになりました
まだまだ出来て当たり前の事が特別な事のように感じているようです
小学校入学くらいまで、しっかり見守っていこうと思います
読んでいただき、ありがとうございます
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