『無くて七癖』というように、癖が無いように見える人でも多少の癖はあるものです
大人でも『癖』を持っているので、子供が何かしらの癖を持っていても当たり前なのですが、爪を噛んだり、髪の毛をむしったり、あまり良くない癖だと心配になますよね
赤ちゃんの頃は指しゃぶりもしていなかった娘が、数ヶ月前から爪をむしる行動を見せるようになりました
爪はガタガタで、時々むしり過ぎて深爪になり痛々しい様子になっています
こういった癖はなるべく早目に直したいものですね
ストレスが原因?心の状態が現れる
子供の『爪噛み』や『爪むしり』は赤ちゃんの頃の指しゃぶりと同様に、ストレスや寂しさの現れであることが多いようです
弟や妹が生まれたり、保育園に行き始めたなど、環境の変化によるストレスや愛情不足など、いろんな要因があるようです
親としては『愛情不足』なんて言われたらちょっとショックですね
しかし、娘の爪をむしる行為は、私の仕事が忙しくて帰りが遅い時期の後からするようになりました
成長とともにいろいろな事を感じたり考えたりするようになってきました
以前は保育園の行事に行けなくても平気そうだったのに、自分だけ母親が来ていない状況や、私の帰りが遅い事に寂しさを感じるようです
私の娘の場合は割と明確に原因がコレかな?というのが分かっていますが、愛情は人によって感じ方や捉え方が違うものです
親は十分愛情を持って接しているんだけど…と思っていても子供にとっては足りないと感じているかもしれません
『爪むしり』などの良くない癖
癖には鼻や髪の毛を触ったり、まばたきをしたりと人それぞれで多種多様にあります
その行為をすることにより、心が穏やかになるのなら大目に見ても良いのかな?とも思いますが、娘のように爪をむしったり、噛んだりするのは自傷行為に近いです
娘は叱られると自分の手の甲を噛んだりもします
注意をするとテーブルの下にかくれたり、部屋の隅っこでコッソリと爪をむしるようになりました
最初は爪がガタガタになるくらいなのですが、次第に深爪や血が出るまでに!!
ここまでくるとさすがに、放っておけません
子供は親を見て成長していきます
親の癖を真似ている場合もありますが、どちらにせよ自分を傷つけるような癖は無い方が良いですよね
きつく叱ると逆効果
人は禁止されるとしたくなるものです
娘の爪むしりも『駄目!!』と言うとニマニマ笑いながら、駄目だと分かっているのにします
また、『叱られる!!』と思いながら繰り返すと罪悪感を持ってしまったり、したいのに我慢をして余計にストレスになったりもします
子供の場合は興味が移るのも早いので、他の事に興味を持つように誘ってみたり、『爪をむしると形が汚くなるしバイキンが入って痛くなっちゃうよ』と何故してはいけないのかを話してあげると良いようです
また、娘は女の子なだけあってマニキュアに興味深々で『自分も塗りたい!!』と言ってきます
マニキュアを塗ったら辞めるかも!!とも思いますが、ガタガタの爪や深爪にマニキュアはよくありませんので、マニキュアは『爪がキレイになったら塗ってあげる』と言っています
爪をむしった時は塗らず、キレイに伸びて爪切りで切ることが出来た時だけ塗ってあげるようにしたら、だいぶ爪をむしることが少なくなってきました
爪噛みや指しゃぶりをする子には、子供でも使える『マヴァラ バイターストップ』という苦味成分の入ったマニキュアが効果があるようです
根本的な原因を解消する
癖が治っても根本的な原因が解消されたとは言えません
娘は爪をむしりますが、私が注意をしたり、気をそらさせたり、マニキュアを塗るのを楽しみに爪を触らなくなったとしても、癖の原因が心的要因だとしたら何の解決にもなっていませんよね
寂しさを紛らわす為に爪をむしっていたとしたら、寂しさを無くしてあげなければ、また繰り返したり別の癖が現れるかもしれません
子供の癖を直しながら、それと同時に寂しい気持ちに寄り添うことも必要です
『寂しかったね』と言ってあげるだけで、子供は分かってくれていると思えるものです
一度ついてしまった癖は一朝一夕には治りませんが、焦らずたくさんのスキンシップをとりながら癖が出なくなっていけばと思います
読んでいただき、ありがとうございます
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