子供が不登校になると、学校へ行きたくない理由や、学校でイジメなど何かしらトラブルが起きているのではないか、子供の置かれている状況や気持ちが知りたくなります
しかし、不登校の理由を知ることはとても難しく、明確な理由を話してくれる子供は少ないようです
不登校の理由が分かれば親として何とかしてあげれるかもしれない!!と思いますよね
実際は原因が分からない、子供の気持ちも分からない、すごく自分の無力さを感じることが多いように思います
そうこうしている内に、学校の欠席日数が多くなり、次第に現状だけでなく子供の将来さえ心配になってきます
離婚した元夫の元にいる息子が、高校2年生になったばかりの時不登校になりました
休学のタイムリミット
元夫の元にいる息子は、学校を休みがちになり1年休学して様子を見るということになっていました
休学をしても良いとは言っても、親なりにいろいろと考えたり期待してしまうものですよね
高校の進級するための単位が足りず留年が決まった時は、元夫と本当に何とも言えない気持ちになりました
そして、学年が上がる時を区切りに翌年は学校はどうするのか?息子も考える時がきました
不登校の子供を急かすのはあまりよくないのかもしれませんが、息子自身は勉強をしたくないことはないようで自分なりに考えていたようです
息子の先々の事を考えると少しずつ外に出るようにして欲しい、高校は卒業していて欲しいと思っていましたが、まわりとしてはすごくもどかしく感じるような自己主張をしてきました
子供の選択
不登校という形で社会との繋がりを絶ってしまった子供が、また社会との繋がりを取り戻そうとしてくれるのであれば方法は何でも良いのかもしれません
1度休学してしまうと同じ学校に復学するのは並大抵の気持ちでは出来ないのかもせれません
しかし、親として1番の願いは元の学校へ復学することではないでしょうか
息子のこれからの選択肢として復学、定時制や通信制への転校、または高等学校卒業程度認定試験を受けることを考えていました
休学してから引きこもりだったので少しでも外に出て、誰かと会う生活を送ってくれればと思っていました
息子は、翌年も休学かと思うほどギリギリに通信制の学校へ進むことを選択しました
子供の進路に親が争う
子供が人生の分岐点である受験や就職を迎える時、進路について話し合う家庭は多いのではないでしょうか
元夫も息子の意見を尊重しながら息子と進路を話し合ったようで、通信制の学校へ行くことに決まったと伝えてきました
私としては元の学校へ復学して欲しいと思っていましたが、息子が決めたのなら自分の決めたこととして頑張っていけるのではないかと思い反対しませんでした
しかし、元夫は学年の途中で転校が出来ることを教えてくれなかった学校の担任や、ギリギリになってようやく決めた息子に対して苛立ちを持っていました
息子に対しては仕方ないとしても、学校としては『1年休学する』と言っている人に対して転校の話なんて相手から聞かない限り教えてくれないのでは?と思ったことを伝えました
すると私に対しても、『学年の途中で転校出来ることを知らなかった。教えてくれても良かったんじゃないの?』と怒りをぶつけてきました
私も黙って聞いている方ではないので、もちろん言いたい事は言い返しましたが、お互いに納得出来ずにこの時は別れました
諍いの原因は離婚理由に通じる
元夫はきっとイライラしていることに対して私にも同意して欲しかったのかもしれません
しかし、私としては転校の話なんて考えていることも全く聞かされていないし、1年休学して進路を決めるものだと思っていました
そして何より、私がアレコレ世話を焼いて言ってきたことも、元夫は息子のことは自分が1番良く分かっているかのような雰囲気でほぼ全て無視しているので、例え教えたとしてもスルーしていた可能性の方が高いです
私が転校の話をしていたとしても元夫はギリギリまで息子を待ち、結果的に同じ状況になっていたのではないかと思います
私たちは離婚した元夫婦で、もともと話し合いが足りないんですよね
元夫は年上ということもあり私の話を聞かないし、聞いているフリをしながら自分の意思を通します
それに対し私も苛立ちながら、こういう人だからと放置している
結局のところ、こういった問題があり重大な話し合いが出来なかったから離婚をしているのですが、離婚をしても2人が言い争う内容は離婚の理由と同じなのだなと思いました
親の心子知らず
不登校は子供自身も苦しい思いをしているのかもしれませんが、側にいる親も同じ思いをしています
息子がギリギリまで通信制の学校へ行きたいと言えなかったのは、元夫が本当は復学して欲しいと思っていたことを何となく感じていたからではないかと思います
元夫自身も復学してくれることを期待していただろうし、私に対しても復学の報告をしたかったのだと思います
息子の選択は私の1番の願いではありませんでしたが、息子の選んだ道なら応援していること、息子のことは側にいる元夫が1番理解しているだろうことを後日元夫に伝え収まりました
子供が不登校で引きこもっていると、親の希望を押し付けてしまうと今まで以上に心を閉ざしてしまう可能性もあります
あまり強く言えない部分もありますが、そんな状態でも子供が1歩前へ進もうとしていることは何より嬉しいことですね
息子も1年間休学させてもらったことや、今のままではダメだと思っていたり、どうするべきかたくさん考えていたようです
その中で自分なりに進める道をみつけたはずですので、息子が社会との関わりを持つ時をそっと見守れればと思います
読んでいただき、ありがとうございます
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