4月16日1時25分頃の本震
どちらも震度7を超える熊本地震です
本震だったものが余震になり、また本震が余震になってしまわないか不安な毎日を過ごしている人がたくさんいる状況です
やはり同じ熊本内でも震源に近い所ほど目を疑うような光景です
地震の様子
余震、本震ともに突然大きな揺れがきました
今思えば、どちらも震度7ではありますが、やはり本震の方が被害も大きかったし揺れている時間も長かったです
余震の時は避難せず揺れの後散乱した部屋の中を片付けました
本震の時は家の中にいるのが怖いほど何度も何度も揺れ、舅の『逃げるよ!!』という言葉で着の身着のまま外へ飛び出しました
夜の寒さに耐えながら、スマホで被害の大きさを知りました
阿蘇大橋が土砂で流された事、西原のトンネルが崩落した事
まことしやかに嘘の情報が流れてきたり、いろんな情報が錯綜していました
本震のあった4月16日は寒さに耐えれず車中泊をしました
被害の様子
翌日家に帰って散乱した家の中を片付けました
かなり揺れたらしく家の壁の至る所の壁紙がヒビが入るかのように寄れていたり破けていました
タンスが倒れ引き出しが出て斜めになり、壁に穴が開いていました
棚の上の物や調味料など、いろんな物が落ち散乱して何処を歩くにもよけながらです
洗濯機やベッド、冷蔵庫に食器棚など大きな物は幸い倒れたり壊れたりはしていませんが移動していろんな方向を向いていました
普通に見たら酷い有様ですが、今回の地震でこれだけで済んだのはかなり良い方です
我が家は二世帯住宅で夫の両親と同居をしていて、1階と2階それぞれで同様の片付けをしました
生活必需品の為に協力
地震後、電気と水とガスのライフラインが多くの家庭で止まりました
地震の翌々日、姑と主人と食料と水、ガソリンの確保に行きました
ガソリンは割と簡単に入れる事が出来ましたが、やはり並びました
食料は近くのスーパーへ行きました
お店に入れないので店先に次々と店内から商品を運んで来てくれます
ほとんどのお店が閉めている中、天井が落ち自動ドアも傾いていてお客様を店内に入れることも出来ないのに開けてくれている事に感謝以外の何物でもないです
地震後は水の確保が1番困難で、何処の給水所へ行っても大行列でした
しかも容器が売ってないのに容器が無いと水が貰えなかったり…
普段はあまり義両親と一緒にいませんが、震災後はほとんど一緒に居て、家族みんなで生活に必要な物の為に奔走していました
親戚や近所の方の優しさを感じる
震災にあって、哀しい事だけど痛感したのは『お金が無いと何も出来ない』ということです
避難の必要がある人は無くなった物を買わなければならないのでもちろんだと思います
避難所へ行く必要の無い我が家の場合でも、普段の生活が出来ない部分を補う為だったり、車中泊に必要な物だったりとお金が必要でした
そんな中、ちょっと離れた所に住んでいる両親から水や食べ物を貰ったり、友人宅で洗濯をさせてもらったりしました
大渋滞の中、物資を運んできてくれた会社の方もいました
近所同士で協力し合ったり、離れた場所にいる人たちからの安否確認の連絡があったり、本当にまわりの人たちの優しさを感じました
災害後
災害は一瞬ですが、復興には何年も何年もかかります
街中は徐々に震災前の活気を取り戻しつつあり、チラホラとお店が開いていたり、滅茶苦茶になった家の中を片付けている人たちがいたりします
しかし、それは震源地の益城町や西原村など被害の大きかった場所からわずかに離れた所です
家に帰れない人もいるし、余震が怖くて車中泊を続けている人もたくさんいます
車を走らせれば至る所で瓦や壁が落ちていたり、道路が壊れていたり、橋がズレていたりします
住む家が無事残っていて、被害の小さかった私が言うのも何ですが、どんな状況になっても頑張っていくしかありません
震災にあった全ての方の明日が明るいものであることを祈ります
読んでいただき、ありがとうございます
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