『子供の自立』というと喜ばしいことですが、実際に直面してみると多くの人が寂しさを感じているようです
私もその例に外れることなく、寂しさを感じる側でした
私には離婚した元夫の元に子供がいて月1以上のペースで会っていましたが、悲しいかな子供から会うことをお断りされました
単に予定が合わなかっただけのことですが、今までずっと一緒にいることを喜び会ってくれていた子供です
私の場合は一緒に暮らしていないので『会う』ことですが、一緒に暮らしていればいつも一緒に行動していた子供が家族以外の人と約束を作り子供たちだけで出かけていく様になったようなものです
一旦そうなると、どんどん友達との約束を優先していくようになるのでしょうね
子供の成長を感慨深く感じるとともに、今までとは違う行動に寂しさを感じるものではないでしょうか
自立とともに子供の世界が広がる
子供は小学校、中学校と学年が上がっていくごとに子供たちの世界が広がり、今までは必ず大人が側に居たのに、子供だけで遊んだり出かけたりするようになります
娘のお断りの理由は、学校の友達との約束や習い事、部活のイベント、練習など、年頃の女の子であれば当然のことばかりです
人生において親からはたくさんのことを学びますが、自分で行動し経験したことは教えてもらったことの何倍も生きていくための糧となります
親としては悔しいものがありますが、自分たちで考え行動することで、親がいなからこそ得れるものもたくさんあるはずです
自分たちでできた達成感や感動、大人には言えない秘密の事、仲間と共有する楽しさなど、子供同士でなければ学べないことを体感し今まで以上に成長し、より自分たちの世界を広げていくのだと思います
子供が興味を持っていることや友達と遊んだことなどの話を聞くと、自分の知らない場所で子供の居場所を見つけているのだと感じます
子供の自立の妨げになる親
自立の道は親である自分たちも通ってきたはずですが、その過程にいる時は特別な感情なんて無かったのに自分の子供がその過程にいると無性に心配になったり口を出したくなってくるものです
子供が言うことを聞いてくれなければ怒りがわいてきたり、悲しさを感じたりします
しかし、親の理想や価値観を子供に押し付け、必要以上に口を出しコントロールしようとする行為は過干渉であり子供の自立の妨げとなります
過干渉と過保護は違うもので、過保護は多少過ぎても親の愛情を感じることが出来るので成長とともに自立していくそうです
子供は自立ができないと、親と共依存の関係になってしまい、大人になっても親離れ出来ない可能性があります
子供だけで行動されると心配で口を出してしまいたくなりますが、それは自分の寂しさを埋めるためや安心を得るためのもので、自分のためにしていて子供のためではないのかもしれませんね
危険なことや犯罪につながることでなければ、見守る強さを持たなければならないのだと思います
子供の自立が寂しい時は!?
今は多少一緒に過ごす時間が減ったという程度のことですが、これから先は今以上に子供が離れていく可能性が大きいですよね
それまで子供のために使っていた時間がポッカリ空いてしまったら、子供がいれば出来ないことをする、夫婦の時間を作る、友達を作る、趣味を増やすなど
子供の自立の妨げにならないためにも自分の時間を有意義に使う努力をする必要があるようです
私の場合は、子供と会えない時間の方が多いので今更会えないから何かをしようということはありませんが、気持ち的にはやはり寂しさを感じるし会える時に会ってくれない子供に対しもどかしさを感じたりします
子供が自分の世界を広げ輝くような笑顔で話をしてくれると嬉しく感じますが、自分の中にあるマイナス感情を否定することはないと思います
子供に対して相反する気持ちを持つのも当たり前だし、感じている怒りや悲しみを認め、悲しい時は泣くことも大事ではないでしょうか
親離れと一緒に子離れをする
子供が自立していくことは、親としては喜ぶべきところなのでしょうけど、あの小さかった子が、、、と思うと寂しさを感じますね
私の場合は娘の上に息子がいて、思春期に入った頃から会っていません
離れて暮らしているので無理にでも会った方がいいのか?と思ったこともありますが、子供の意思を尊重するという意味では正解だったと思っています
親が『親子とはこうあるべき』という思いがあったとしても、子供はひとりひとり考え方も感じ方も違うし親の気持ちと反することの方が多いのではないでしょうか
例え自分の思いと違ったことを子供が望んだとしても、親としては受け入れ子供を信じ支えるしかないのだと思います
親としてのスキルアップを頑張ろうと思いました
読んでいただき、ありがとうございます
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